著者
渡部 健二 和佐 勝史 濱崎 俊光 河盛 段 樂木 宏実 奥村 明之進
出版者
日本医学教育学会
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.77-83, 2013-04-25 (Released:2015-07-06)
参考文献数
4
被引用文献数
1

背景 : 大阪大学は平成23年度より卒業試験を廃止し,臨床能力を総括的に評価する新しい試験を導入した.方法 : 新しい試験では,診療における問題解決の過程を再現するシーケンシャルシナリオを作成した.評価者はシナリオに沿って病棟回診と同じような口頭試問を受験生に対して行ない,態度,知識,思考に基づいて臨床能力を評価した.試験終了後にアンケートを行なった.結果 : 試験は円滑に実施された.試験後のアンケートにおいて評価者の約9割,受験生の約6割は本試験の意義を肯定的に回答した.考察 : 今回の試みは主に評価者に好意的に受け入れられた.今後の課題は,パフォーマンスに基づく試験の導入である.

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@med45863 もう読まれたかもしれませんが参考にどうぞ(考察のアンケートの解釈が微妙です笑) https://t.co/GTcI5oxu3B
https://t.co/Q9tMJbMwSl 大阪大学は過去にもこんなことやってるけど、「学生からの評価が低かった原因の 1 つとして,学生に対する試験の説明が直前であったことが考えられる」と書いてある。今度の総括試験も約束の時期を過ぎても説明してないし、反省してないなぁ。。。

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