著者
橋本 成修 山城 清二 鶴丸 征枝 小泉 俊三
出版者
日本医学教育学会
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, pp.409-414, 2001-12-25 (Released:2011-08-11)
参考文献数
5

〈目的〉身体診察に当って女性患者が抱く羞恥心をはじめとする抵抗感に寄与する要因を明確にするため, 病院外来で調査を実施した.〈方法〉女性患者を対象とし, 身体診察に対する抵抗感, 胸部診察での脱衣の許容度, 羞恥心を抱いた経験についてアンケート調査を行い, 比較検討した.〈結果〉身体診察に関し「男性」および「学生」という要素に有意に抵抗を示した. また「男子学生」が行う胸部・腹部診察について, 患者の年齢が低いほど抵抗感が増大した. 胸部診察での脱衣に関して, 上着の状態に関係なく下着を着用のままか, 診察着 (ガウン) の使用を希望した患者が多かった.〈結論〉「男子学生」は女性患者の診察に当たって特に配慮すべきである. 女性患者の羞恥心の軽減には診察着の使用が望ましい.

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くだんの垢のホニャララな件は、この論文で解消した。 あー我ながら、くだらないことしたわ。 https://t.co/LVWfUGB0Z2
女性患者で男性医師の診察に胸部で合わせて7割近く、「全く抵抗がない」「あまり抵抗ない」。産婦人科でも3割以上. 意外なのは産婦人科で女性医師の診察に「少し抵抗がある」「大変抵抗がある」合わせて28.7%いる。 (出典)身体診察に対する女性患者の抵抗感についての意識調査 https://t.co/h8pHqcIUms https://t.co/LEuuaLE0XR

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