著者
中村 好則
出版者
一般社団法人 数学教育学会
雑誌
数学教育学会誌 (ISSN:13497332)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1-2, pp.39-50, 2016 (Released:2020-04-21)

約98%の生徒が高校へ進学し,高校の数学指導でも多くの課題を抱えている。その1つに,高校教育として生徒に共通に身に付ける学力を確保するために,数学学習における生徒のつまずきと支援を検討することがある。本研究では,特に,生徒に共通に身に付けさせる必履修科目である数学Ⅰの「二次関数」の学習内容の理解に焦点を当て,高校卒業後の学生の様相を明らかにし,①数学学習のつまずきと支援を考察するための基礎的な資料を得ることと,②「二次関数」の指導への示唆を得ることを目的とする。そのために,公立短期大学校の第1学年の学生を対象に質問紙調査と学力調査を実施し,それらの結果を分析した。

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高校における数学学習のつまずきと支援に関する研究 https://t.co/lCCcrxP69f

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