著者
吉武 紀道 久保 孝一 古川 睦久
出版者
MATERIALS LIFE SOCIETY, JAPAN
雑誌
マテリアルライフ学会誌 (ISSN:13460633)
巻号頁・発行日
vol.14, no.4, pp.185-190, 2002-10-31 (Released:2011-04-19)
参考文献数
10

ポリウレタン (PU) は耐熱性に劣るためポリイミド (PI) やポリアミド (PA) 等の耐熱性を有するポリマーとの共重合による耐熱性の改善が考えられる.ここでは種々の配合比で共重合させたPU-PA, PU-PIの熱分析 (TG-DTG) を行い, 小沢らの方法による解析ソフトを用いて熱分解特性を検討すると共に長期使用における耐熱性の評価を試みた.800℃まで10, 20, 40℃/minの昇温速度で昇温して得られたTG曲線について解析を行った.PA, PIの配合比の増加により共重合体の性状はエラストマーからプラスチックに移行し10%重量減少温度 (T-10) から見た耐熱性は増加し, 熱重量減少率と配合比の間に定量的な関係が見出された.PUにPAやPIを10~20%共重合することによりエラストマーとしての性質を保持しながら, 約10~50℃の耐熱性が向上した.さらに10%減量するのに100年間かかる上限の温度を寿命温度として寿命予測した.

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ポリウレタンの熱分解温度について、示差熱分析のデータにリンクを貼っておきます。ポリウレタン単体だと、100℃辺りから徐々に熱分解するようにも読み取れます。 https://t.co/tL1RoT4kVP

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