著者
小川 明子
出版者
日本メディア学会
雑誌
マス・コミュニケーション研究 (ISSN:13411306)
巻号頁・発行日
vol.92, pp.67-85, 2018-01-31 (Released:2018-05-10)
参考文献数
41

The aim of this paper is to examine the Deliberative Organ (or Council)for broadcast programmes (Bangumi Shingikai), a statutory advisory bodyestablished by each TV and radio station in accordance with Japan’s broadcastact. Together with Programme Standards, the Deliberative Council is a significantpart of ‘Japan’s Regulation Model for Broadcasting’ that ensures the appropriatenessof the broadcast programmes. Designed to be self-regulatory, thecouncil enables broadcasters and audiences with high esteem to discuss thequality of the programmes and consider whether they are appropriate forbroadcasting. Despite its importance, little research attention has been given tothe practice of this system. In reflecting upon the history of the system and thegender and occupational ratio of committee members, this paper focuses onhow terrestrial commercial broadcasting stations have managed the council.Surveys were also conducted among these stations in 2016, and the results indicate that the system is not fully regarded as a system of self-regulation amongbroadcasters, although it is generally valued from the point of programmeimprovement.

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J-STAGE Articles - 地上波民間放送局における番組審議会の現状と課題 https://t.co/1nHRPgw8X8 後で読む
@miroc75118370 はい。それについては既存の論考がいくつかあるものの、それらを反映して改善が図られているとは言えないと思います(あたしが知らないだけでどこかでちゃんとやってる事業者があるかもしれない)。 https://t.co/oG8IkHQmNw https://t.co/nTJWPLcOSR
以前、審議員の構成について調べていたら、審議会の問題について一つの論文が見つかったので詳しくは ↓を。(右側 [PDFをダウンロード] から読めます) 「地上波民間放送局における番組審議会の現状と課題」 審議委員の構成と運営実態に着目して https://t.co/1H4jU3niFs
https://t.co/9TLBmb068O そして「内部の第三者機関として放送の「自律」をめざしビジネスを優先しがちな放送事業者に対して批判的な視点を持つと同時に,介入の「防波堤」となるという役割も自覚し,審議が公共の福祉につながるのだという視点を持つことが改めて求められる。」と締めくくっている。
https://t.co/9TLBmb068O 2. については番組審議会の意義は局内で認識されているものの、放送の自律を守るという認識はそれを下回っている結果を挙げ、委員構成、制度設計を見直すべきと指摘している。 これは局側だけの指摘ではなく委員に対しても向けられており委員の意識向上も指摘している。 →
https://t.co/9TLBmb068O 1. については審議会内で批判を受けたにもかかわらず、批判を受け流してしまったことでBPOの調査対象になったケースを具体例として挙げ、任期の見直しと多様性のある委員構成と議論の場づくりが必要と指摘している。 →続く
https://t.co/9TLBmb068O 番組放送審議会に対する放送局へのアンケート調査をまとめた提言として筆者は 1. 局側は、審議委員,すなわち視聴者の印象や意見とのズレに真摯に目を向けること。 2. 局と審議委員の「自律」をめぐる意識向上である とし、 →続く
後はまとめを書きたいけれど、番組放送審議会のメンバーや問題について調べていたらドンピシャのジャーナルにぶち当たったのでこれは本当に面白かった。 また、放送文化基金なるものがあるのを初めて知った。 https://t.co/7u1DOW7AGP https://t.co/9TLBmb068O
https://t.co/9TLBmb068O 審議会の利点として放送の自律性に関わる組織という点で十分に意識されてない局もあるように思われる、と筆者は述べている ここは結構重要なポイントで、審議会の本来の目的である放送の自律性を維持するためのものではなく形骸化していることを認めてしまってるってこと?
https://t.co/9TLBmb068O ただし筆者はこれらの課題は局側の努力次第で改善が可能ではないかと述べており、実際により厳しい会を期待する声も見られる中で改善に至らない局側の姿勢を指摘している。 →続く
https://t.co/9TLBmb068O 局側の審議会への課題を問うた質問に対しては、事務負担、審議委員の高齢化、任期の長さ、委員の番組への知識不足、ただの感想に留まっている、現場の事情への知識不足による批判など、課題が多く回答されている。 →続く
https://t.co/9TLBmb068O 批判されがちな審議員の任期の長さについても審議会を通じて放送や番組についての理解を深め、より有意義な議論を展開することが出来るという回答も多という。 →続く
https://t.co/9TLBmb068O 局側の委員に対する評価としては「視聴者としての有用な意見」が「専門家」としての意見よりも多く「局や放送に対しての委員の理解が深まることにより意義深いコメントが得られるようになる」という意見の方が多い。 →続く
https://t.co/9TLBmb068O 加えて、委員の意見によって放送事業者側が自分たちの常識や思い込みから解き放たれ、視聴者感覚、目線に気づくことで自律のありようを暗示している、と述べている。 つまり、局側としても審議会自体が一定の「自律」の役割を果たしていると捉えている、ってことね…
https://t.co/9TLBmb068O 番組審議会をめぐる現場の評価への回答については、制作者が自省的に番組を適正なものにしていこうとする道筋が見られる回答が見られ、質的評価の物差しとして好意的に評価している結果が示されている。 → 続く
https://t.co/9TLBmb068O 「質疑応答」や「意見交換」といった踏み込んだ議論の存在を明らかにしているケースも26件あったものの、やや一方的に委員の意見を聴き、制作者側がコメとするケースに留まっている局が多い、とこのジャーナルの中では指摘している。
https://t.co/9TLBmb068O 放送審議会の構成としては、 1. 局側からの挨拶/説明 2. 委員長が委員からの意見を聴く 3. それに局側が回答する というのが平均的な流れとなっているという。 → 続く
https://t.co/9TLBmb068O 放送審議会の運営に対する調査結果によると、審議で取り上げる番組の選択については約6割程度の局がその番組の選定に何らかの傾向、課題があることを認識した回答となっている。 → 続く
https://t.co/9TLBmb068O (2) 人権を含む法的訴訟を抱えるようになった放送局の事情があるのでは、と分析している。 委員の選定は放送局ができること(スポンサーも含まれているケースがある)、また任期も長い傾向があること(任期等も公開されていない)など問題は多そうですね…
https://t.co/9TLBmb068O 2015年時点での実際の地上波の委員の構成は女性比率約30%、職種別では自由業の割合が55%、学術関連17%、自営会社役員が12%となっており、1995年と比べると(1)より内部事情や経営経営に通じ幅広く現実的なコメントができる人材が求められていること →続く
https://t.co/9TLBmb068O 委員の選定において重要な要素は「専門性/学識/経験の深さ」「委員間の職業バランス」「ジェンダーバランス」と続き、多角的な視点からの審議の模索をしていることが一程度良い取れる。ただ一方で局によっては資本関係やスポンサー関連からの選定もあると考えられる。 →続く
↑ 続き 「地上波民間放送局における番組審議会の現状と課題」より https://t.co/9TLBmb068O 委員の任命は放送局が決めることができ、任期も局により違う。任期の長さと高齢化が実務上最大の問題として指摘されているという。 →続く
https://t.co/9TLBmb068O この放送審議会のような制度は諸外国には見当たらず、日本独自の制度であると考えられること。 またそのルーツは戦前にまで遡り戦後、NHKで自主的に引き継がれていたこの審議会は1959年に設置義務付けに至るがその背景として、 (1) NHKへの政治的規制強化対策 →続く
https://t.co/R7TpclgDag  地上波民間放送事業者を対象に行ったアンケートの回答率は 48%という低い回収率。 その理由として「答えにくい質問が含まれる」「コンプライアンス的に無理」「民放連を介して欲しい」などが挙げられている。 …放送番組の適正を図るための審議員会ですよね…。
放送番組審議会について調べていたら、面白いジャーナルがあったのでシェア✨ 「地上波民間放送局における番組審議会の現状と課題 - 審議委員の構成と運営実態に着目して」 https://t.co/9TLBmb068O 番組審議会の運営をめぐる現状アンケート調査をもとに纏められたもの。
@satz52170395 もう少し調べてみたら、放送審議会の成り立ちから放送局へのアンケート調査に基づく論文が出てきました。 めちゃめちゃ面白かったです。 放送局へのアンケート回答率が5割を切っているというあたりも興味深いですが、局側の審議会に対する考えが見えて面白い論文でした。 https://t.co/9TLBmb068O

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