著者
米谷 佳晃 河野 秀俊
出版者
分子シミュレーション研究会
雑誌
アンサンブル (ISSN:18846750)
巻号頁・発行日
vol.14, no.4, pp.182-186, 2012-10-31 (Released:2013-12-31)
参考文献数
18

生体分子表面は複雑であり,それゆえ水のダイナミクスは多様である.水分子の生体分子表面滞在時間は,数psから数100 psまで様々であるが,その違いはどのようにして生じるのであろうか.筆者らは,様々な塩基配列をもつDNAを対象にした分子動力学シミュレーションから,DNAと水の水素結合様式とDNA表面の構造揺らぎが,水分子の滞在時間に関係していることを明らかにした.そこでは,Laage-Hynesにより示された水素結合組換えのメカニズムとの接点も明らかになった.今後,タンパク質の場合なども含め,水分子の滞在時間を統一的に理解し,表現していくためには,これまで示唆されてきた表面の形状と電気的性質の影響も考慮しなければならない.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (2 users, 2 posts, 1 favorites)

@DnwtrShosho 面白いのあった。 ピコ秒で入れ替わってるのは知らなかった。よく測定したわねー。 [4] 最近の研究から「生体分子表面の水分子の滞在時間はどのようにして ... https://t.co/hGbwfl0c5l
生体分子表面の水分子の滞在時間はどのようにして決まるのか https://t.co/HYG5cjSueZ

収集済み URL リスト