- 著者
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藤村 茂
渡辺 彰
- 出版者
- 一般社団法人 日本内科学会
- 雑誌
- 日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
- 巻号頁・発行日
- vol.100, no.12, pp.3533-3541, 2011 (Released:2013-04-11)
- 参考文献数
- 9
抗菌薬適正使用は,副作用の軽減と最良の臨床効果を得るだけでなく,薬剤耐性菌の出現抑制や医療経済効果にも寄与するが,適正使用の実施にはPK-PD理論の活用が不可欠となる.また細菌感染症の治療では,多数の抗菌薬を効果的に使い分けることが求められることから,各薬剤の特徴や抗菌力,アンチバイオグラムによる状況把握,さらには当該薬剤の耐性化について知ることが,適正使用の実践につながる.