著者
鵜生川 久美 澤田 賢一
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.101, no.7, pp.2002-2009, 2012 (Released:2013-07-10)
参考文献数
19

哺乳類の赤芽球は脱核して赤血球となるが,脱核の生理的意義は不明である.生体内では,赤芽球の分化増殖,脱核後の核貪食などにマクロファージが深く関与している.近年,遺伝子導入技術の発達を背景に,脱核の機序として細胞質分裂や小胞輸送,核濃縮などに関連する分子が次々と明らかになってきている.本稿では,これらの脱核に関与する分子を中心に,赤芽球脱核のメカニズムについて紹介する.

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@Dimetrodon_ @NazologyInfo https://t.co/oeLaz40cNJ 赤芽球前駆細胞から(赤)血球へ分化する過程でミトコンドリア減少→脱核、の流れだそうで、ミトコンドリアが極めて少なくて核が残るってことはあり得そうです。 とりあえず全然違う機構が働いていそうなので、有核⇒有ミトコンドリアとは限らないかなと。
@MgO12787118 やっぱ有核だった https://t.co/wTIxlzuMlK
ググったら4年前の内科学会雑誌が検索に引っかかった。siRNAを使って赤芽球に作用する様々な分子をノックダウンすることで、脱核の仕組みはかなり細かいところまでわかってるらしい。 /内科学会雑誌 https://t.co/pEYXaXvzWF

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