著者
野津 司
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.102, no.1, pp.90-95, 2013 (Released:2014-01-10)
参考文献数
8

機能性腹痛症候群は,消化管機能と関連が乏しい慢性の腹痛を来す疾患である.うつや不安障害などの精神疾患を合併し,ドクターショッピングを繰り返すQOLが高度に障害された症例が多い.病態として,中枢性の内臓知覚過敏の存在が推測されている.精神科的な治療が中心となるが,内科を受診することが多く,良好な医師患者関係の構築が疾患対応として特に重要である.内科医は本疾患の概念を理解し,適切に対応しなければならない.

言及状況

外部データベース (DOI)

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機能性腹痛症候群でしょう。↓を読んでください。 貴方のような人が偶にいるのです。腹が痛いと救急搬送されて、検査しても何処にも病気が見つからない例です。内科や消化器科だけでは対応出来ません。大学病院などの高度医療機関で受診して下さい。精神科などの他の科との連携が必要でしょう。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/102/1/102_90/_p ...

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機能性腹痛症候群(FAPS; 野津, 2013). FAPSは消化管と関連の乏しい慢性の腹痛を来す疾患。Rome III基準で規定される機能性消化管障害の中で唯一機能異常の責任臓器で分類されず単独に定義される。DSM-IVの身体表現性障害の基準も満たし同義の疾患であると考えられている。 https://t.co/c9HZZaNlTR https://t.co/6zdUdpV4Nj

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