著者
荒井 邦明 山下 竜也 金子 周一
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.103, no.1, pp.37-43, 2014-01-10 (Released:2015-01-10)
参考文献数
4

肝細胞癌サーベイランスを行う高危険群はB型慢性肝炎,C型慢性肝炎,肝硬変症例である.6カ月毎の超音波検査と複数の腫瘍マーカー(AFP/PIVKA-II/AFP-L3分画)測定にてサーベイランスを行うが,超高危険群であるB型肝硬変,C型肝硬変症例においては3~4カ月毎に間隔を短縮することや,危険因子の数,超音波検査での視認性に応じてCTやMRIの併用も考慮される.近年増加している脂肪肝など生活習慣病を背景とした肝発がんに対する効率的なサーベイランス方法の確立が今後求められる.

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これだけ手術数が多いと現行の県民健康調査方法にも問題があるように思える 下記肝がんの例のように、危険群・超危険群などリスクに応じたきめ細かな検査体制の整備を https://t.co/Bw8VsnWHdr 参照・表 3. サーベイランス方法:超高危険群:3 ~ 4 カ月毎、高危険群:6 カ月毎の超音波検査 https://t.co/6IBIPnlC2i

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