著者
大草 敏史 小井戸 薫雄
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.104, no.1, pp.42-47, 2015-01-10 (Released:2016-01-10)
参考文献数
18

fecal microbiota transplantation(FMT)は中国や欧米で昔から行われていた.最近になり,腸内細菌叢のDNA解析によって腸内細菌叢の乱れ,すなわちdysbiosisが消化器疾患をはじめ,種々の疾患に関与しているということがわかってきた.そのdysbiosisを是正する目的で,FMTがClostridium difficile感染症をはじめとして,炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD),過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome:IBS),慢性便秘,肥満などのメタボリック症候群に施行されてきている.

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参考文献 肥満・糖尿病と腸内細菌 https://t.co/XZlctnYLl6(腸内細菌による摂取エネルギーは全エネルギーの5〜10%) fecal microbiota transplantation とその臨床応用 https://t.co/zoPCDACY66(便移植で肥満者のインスリン抵抗性が改善)
便移植の臨床応用 https://t.co/8du3SSU9Gp https://t.co/ZoI7GxTPcR
https://t.co/ZkEJZWSH7d "fecal microbiota transplantationとその臨床応用"

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