著者
岸森 健文 小菅 邦彦 井上 豪 関 淳也 犬塚 康孝 武田 晋作 竹内 雄三 岡田 正治 池口 滋
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.105, no.11, pp.2221-2229, 2016-11-10 (Released:2017-11-10)
参考文献数
9
被引用文献数
2 1

院内心停止で自動体外式除細動器(automated external defibrillator:AED)がショック不要と判断した中に3例の心室頻拍(ventricular tachycardia:VT)が含まれていた.事後検証で解析システムには問題がないとわかった.医療関係者は,AEDによる解析の限界を認識しておく必要がある.また,心電図モニターをいち早く患者に装着し,必要に応じてマニュアル除細動器を手配することが求められる.心電図モニター付きAEDを設置している施設では,マニュアルモードに切り替えて電気ショックをする方法に習熟しておく必要がある.

言及状況

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今、AEDが『不要』の判断するんだね。https://t.co/XOFryNBQIE
@Hana87Coco55 @5mEWNj3lKFbp9UK @fokarehu ちょっと前の症例報告だけど興味深い内容。 https://t.co/K0VYPTzMF1 各社のAED作動アルゴリズムによる物。
@Poker_April 2225ページ下部から先、AEDの設計は特異度を高くすることが求められ、感度は多少犠牲になってもやむを得ないとされていることが記載されてますね。 https://t.co/dza8jKtZVN
@santa_MixCosy https://t.co/kH3kDXgvoH こちらとか。
AEDは医師以外が使うということで、精度(感度)より安全性を優先した設計になっています。ゆえに本来は除細動が必要であっても不要と判断することもあります。 AEDの解析原理、下記の報告が参考になります。 「AEDが電気ショック不要と判断した無脈性心室頻拍」 https://t.co/TGHJo7uFyw
AEDがいろいろ話題になっているのでググって見たらこんなの出てきた。 AEDが電気ショック不要と判断した無脈性心室頻拍 https://t.co/K0VYPThDqT

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