- 著者
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神﨑 恒一
- 出版者
- 一般社団法人 日本内科学会
- 雑誌
- 日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
- 巻号頁・発行日
- vol.107, no.12, pp.2461-2468, 2018-12-10 (Released:2019-12-10)
- 参考文献数
- 8
加齢に伴って認知機能は低下する.これは神経細胞の萎縮・脱落によって起こり,病理学的に老人斑(senile plaque:SP)や神経原線維変化(neurofibrillary tangle:NFT)等として観察される.特にNFTの広がりは臨床症状を反映する.Alzheimer病(Alzheimer’s disease:AD)はSPとNFTが一定以上の広がりをもって観察されるのに対し,SPを伴わないNFT沈着タイプは神経原線維変化型老年期認知症(senile dementia of the neurofibrillary tangle type:SD-NFT)と呼ばれ,ADに比べて進行が緩徐である.加齢に伴う認知機能の低下,軽度認知障害(mild cognitive impairment:MCI),認知症の鑑別は難しく,症例に応じて,必要なモダリティを用いて診断しているのが現状である.