9 0 0 0 OA II.線維筋痛症

著者
村上 正人 金 外淑
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.108, no.10, pp.2077-2087, 2019-10-10 (Released:2020-10-10)
参考文献数
11
被引用文献数
1

線維筋痛症は,臨床検査や画像検査で異常所見が認められないため,自覚症状から診断せざるを得ないリウマチ性疾患の代表的な疾患であり,慢性疼痛のモデル的疾患でもある.中高年の女性に多く発症し,全身の筋肉や腱等の結合組織の痛みを中心に多彩な心身の愁訴を有するために,十分な鑑別診断が必要であるが,近年注目され始めた「機能性身体症候群」の概念が線維筋痛症の病態を理解するうえで有用である.リウマチ性疾患のなかでの線維筋痛症の位置付けや機能性身体症候群との関わり,診断と治療について論ずる.

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https://t.co/JNCQAYuWy6 ご本人の病気への自覚がない方もいると思います。 そして、私も含め学ぶために… #線維筋痛症を難病指定 #線維筋痛症を理解します #痛みを理解します
https://t.co/JNCQAYuWy6 #線維筋痛症難病指定 #痛みを理解します #線維筋痛症を理解します
@dokudokudanger FMは線維筋痛症の英語の頭文字をとった略語です。 線維筋痛症(fibromyalgia:FM) https://t.co/aUOY47AX3f
一時性の線維筋痛症と、二次性の線維筋痛症があるわけで、私の場合は、二次性なわけだよね…
https://t.co/u1G9naHSPz 線維筋痛症の論文
解釈  小神経線維の病変の程度は、FMSの症状の重症度と関連している。この知見は、FMS患者の診断分類および治療に影響を与える可能性がある。 →線維筋痛症は、中枢性疾患だと思っていたが、小神経線維の障害が観察されるという新規知見には驚いた。 機能性身体症候群? https://t.co/Mjm5czFQHJ

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