著者
田川 隆博
出版者
学校法人滝川学園 名古屋文理大学
雑誌
名古屋文理大学紀要 (ISSN:13461982)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.73-80, 2009-03-31 (Released:2019-07-01)

オタク文化の市場規模が大きくなり,海外でも注目を集めている.多くの若者はオタク系のイベントに集まる.オタク文化への言及も非常に多くなっている.本稿の目的は,オタク論の論点を整理し,課題を抽出し,研究の方向性を見出すことである.本稿では,オタクの行動や態度に着目する.オタクは,セクシュアリティ,二次創作,「萌え」,自己言及という特徴がある.これまでのオタク論では性別の違いについてあまり自覚的でなかった.今後は,性の違いを認識すること,その上でオタクとはいかなる過程を経てオタクになったのかなどを検討していく必要がある.

言及状況

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二次元を推すオタクと三次元を推すオタクについて、推し方の比較がわかるものが欲しい。

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10年ほど前の方向性の検討論文https://t.co/ThJjZbLuV3
@marialyn_peach |д゚)つ https://t.co/teUPaNTKjh
セーラームーンの絵のくだりから、オタクは宗教っぽい~と思って、こういうのを読んでた https://t.co/CJBZe7YEHb 「自分だけの虚構」への没入や「アイデンティティの問題」が深い点は宗教的に見られそうだけど「セクシュアリティで特徴づけられる」点の扱いがわからん。これもアイデンティティ?

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