著者
吐合 大祐
出版者
日本政治学会
雑誌
年報政治学 (ISSN:05494192)
巻号頁・発行日
vol.69, no.1, pp.1_293-1_315, 2018 (Released:2021-07-16)
参考文献数
63

選挙制度は政治家の再選戦略に影響を与えるのか。多くの先行研究が, 選挙区定数が議員の再選戦略の一環である選挙区活動や議会内行動に対し影響を与えると指摘してきたが, 実証的証拠は不十分である。本稿は, 「選挙区定数が大きくなるにつれ, 当選に必要な得票率が低下するため, 政治家はより特定の有権者から支持を得るために分配政策を志向すること」 を主張する。本稿は日本の都道府県議会を対象とし, 議員の関心分野を委員会所属から把握する。分析結果より, 選挙区定数の大きい選挙区から選ばれた議員ほど, 建設や公営企業などの分配政策を管轄する委員会へ, 定数の小さい選挙区から選ばれた議員ほど, 総務や財政などの一般政策を管轄する委員会へ所属する傾向にあることが示された。

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同じく。 議員の政策関心を委員会所属で測ると、定数が大きい選挙区選出の議員ほど、建設や公営企業系の個別利益誘導分野に関心を持つという研究も https://t.co/J2bQVM6D3U https://t.co/azy944tUaP

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