著者
酒井 浩介
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.47-58, 2009-12-10 (Released:2017-08-01)

一九二〇年代の新潮合評会の佐藤春夫と久米正雄の会話の記録の不備を手掛りとして座談会と速記の関係に着目し、帝国議会議事速記録(一八九〇)から小林秀雄までを射程に座談会の批評的な意義を考察する。座談会とは会話を活字として現前させようという欲望によって生み出された言説のトラブルなのであり、それは書き言葉の無意識として現れ、言文一致という形で整除された近代文学にひびを入れることで批評性を獲得するのである。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (4 users, 4 posts, 11 favorites)

新潮合評会で検索したらこんな論文が引っ掛かってきたんだけどはるおが面白すぎる…… https://t.co/6OGcR6rCpk 座談会の記録を「暴力的かつ挑発的」に修正しまくるはるお……文壇史で何かしらの事件が起こった場合、だいたいにおいてはるおが関わっているこの現象

収集済み URL リスト