著者
大東 和重
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.61, no.11, pp.35-46, 2012-11-10 (Released:2018-01-12)

本稿は、日本統治下台南の文学者、呉新榮(Goo Sin-ing)が残した日記などの資料を通して、一九三〇年代の植民地の地方都市における、ある作家の文学活動について概観するものである。東京留学から戻った呉新榮は、医業のかたわら、内地や台湾の新聞や雑誌、書籍を熱心に読み、地元の文学青年たちや台湾全島の文学者たちと文学団体を結成し、郷土を描く詩や郷土研究のエッセイを発表した。呉新榮の活動には、一九三〇年代における、台湾人作家による台湾文壇の成立――台湾人作家たちが、熟達した日本語を用いて、台湾人読者に向けて作品を書く状況の成立が刻み込まれている。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (12 users, 12 posts, 33 favorites)

#台南幇 (タイナンバン) が秘密結社と言うITビジネスアナリストがいるようだが、全くの見当違い! 台湾経済部(経産省に相当)や日本の国立研究開発法人科学技術振興機構の資料にも公然の企業集団と記載されてる記事を紹介している 因みに青幇、浙江江蘇閥もデタラメである https://t.co/TjGBXLNa5s https://t.co/Y5ImzltpVV

収集済み URL リスト