著者
山本 啓介
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.62, no.9, pp.25-37, 2013-09-10 (Released:2018-09-11)

後柏原天皇時代の文亀二年(一五〇二)より、参会・披講を伴う晴儀の御会始が行われている。ただし、後年の御会始には、不参の者も少なくなかった。それは貴族達の困窮が一因であったとみられる。そうしたなか、内裏では参会・披講は行わずに、懐紙・短冊のみを詠進する形式の月次和歌も行われた。これは、比較的流動的な方法で懐紙・短冊に和歌を書いて提出するものであり、動乱期の状況下でも少ない負担で和歌活動を継続することが可能な形式であったと見なすことができる。

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室町後期の宮中で行なわれていた「月次御会」について、下記の論文に詳しく書かれていた。当時は、一月の御会始のみ公家らが参会・披講し、それ以外の月は歌の提出のみだったという。 山本啓介「後柏原天皇時代の内裏和歌活動について:時代背景と形式 」(2013) PDFファイル https://t.co/hBkzMdDZiA

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