著者
小河原 義朗
出版者
公益社団法人 日本語教育学会
雑誌
日本語教育 (ISSN:03894037)
巻号頁・発行日
vol.142, pp.36-46, 2009 (Released:2017-04-25)
参考文献数
8

本稿では,対象となる発音が目標発音に変化する過程が現れている2つの発音指導の事例を取り上げ,その過程の中で学習者が実際に何をしているのか,その行動を教室談話に着目して分析し,比較することを試みた。学習者は単に教師から与えられる情報や指示の通りに学習しているわけではないことから,単に情報の量や質ではなく,情報をリソースとして学習者が何をするか,それを予めどのように仕掛けるかを考えることが教師の役割として示唆される。しかし,同じ目標の実践でも,成果に至る過程は異なるのが普通であり,何がどのように作用したのか,実践とその過程の詳細な分析の蓄積が不可欠である。そのための方法論として,教室談話を分析することはその結果に至る過程を見ることが可能であり,そのような実践と分析が蓄積,共有されることによって,教師自身の信念,実践だけでなく,音声教育のあり方を問い直すことにもつながることを指摘する。

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