著者
魏 志珍
出版者
公益社団法人 日本語教育学会
雑誌
日本語教育 (ISSN:03894037)
巻号頁・発行日
vol.144, pp.133-144, 2010 (Released:2017-04-15)
参考文献数
13

日本語学習者の談話に見られる視点の不統一の問題について,本研究では視点表現に着目し,台湾人日本語学習者の事態描写における視点表現の使用や視点の置き方とそれらに影響する要因及び日本語の熟達度との関連性を検討した。調査に当たって,グループ別に異なる指示A「自由に書く」とB「登場人物になったつもりで書く」を与え,漫画の内容を記述させた。その結果,指示Bを受けた学習者は視点表現の使用量がより多く,さらに上位群の学習者は日本語母語話者に近づくような産出が見られた。一方,下位群の学習者は指示に関わらず,授受表現の使用が少なかったことから,たとえ視点意識があっても視点表現の習得が不十分で適切に用いられない場合もあると言える。したがって,学習者の視点表現の使用に与える影響は,「視点表現の習得の度合い」という要因の方が「視点意識の有無」という要因より大きいことが示唆された。

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【全文公開】魏志珍(2010)「台湾人日本語学習者の事態描写における視点の表し方―日本語の熟達度との関連性―」『日本語教育』144号https://t.co/Bxy8YiPaZH
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