著者
山内 美穂
出版者
公益社団法人 日本語教育学会
雑誌
日本語教育 (ISSN:03894037)
巻号頁・発行日
vol.162, pp.82-96, 2015 (Released:2017-12-26)
参考文献数
15

本稿は,一般に並列で用いられる「たり」を,「単独使用」することで生じる新たな用法に着目した研究である。具体的には「結婚しないと言ってた人が,結婚したりする」というような,会話文によく見られ,「可能性」の意味合いなどが生じる「たり」の用法について調査・考察した。調査にあたっては,20代~70代の日本語母語話者による2人1組の自然会話データ100人分を用い,会話で使用される頻度,形式のパタン,会話の流れなどを丹念に観察した。その結果,会話において,「たり」の「単独使用」形式は(a)「~たり」形式,(b)「~たりとか」形式,(c)「~たりして」形式の3つに分類され,「1つだけを例示し,一方でそれ以外のあらゆる事態や側面を暗示する用法」から「可能性」の意味合いなどが生じたり,話者の「意外」な気持ちが表せることなどを,実際の会話データを示しながら明らかにした。

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J-STAGE Articles - 会話で「単独使用」される「たり」 https://t.co/5cmB8yorgr
【全文公開】山内美穂(2015)「会話で「単独使用」される「たり」―なぜ「たり」で「可能性」や「意外性」が表せるのか―」『日本語教育』162号https://t.co/HXwBVoulQt
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「たり」をあつかった研究もいろいろあるよう。意外性とか可能性とかをつたえる意味あいもある、と。 『会話で「単独使用」される「たり」 ――なぜ「たり」で「可能性」や「意外性」が表せるのか――』 https://t.co/oKP0Eq48Nd
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私の昔の紀要雑文がこんなところで言及されていてほほ~という感じ。 https://t.co/VfWq0sd6vx

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