著者
舛本 直文
出版者
公益社団法人 日本語教育学会
雑誌
日本語教育 (ISSN:03894037)
巻号頁・発行日
vol.165, pp.30-43, 2016 (Released:2018-12-26)
参考文献数
22

本稿では,オリンピックの文化プログラムをクーベルタンが構想した「芸術競技」まで遡ってその目的を確認した。彼は心身ともに調和のとれた人間として育つために芸術的な素養をアスリート達に求めていた。彼が偽名を使って文学部門に参加した作品『スポーツへの頌歌』では,スポーツの可能性だけでなく人間の努力も訴えていた。戦後,芸術競技は「芸術展示」となり,1992年のバルセロナ大会から「文化プログラム」へと変わっていった。1958年には「オリンピック讃歌」が復活したが,その日本語歌詞から勇壮さが窺い知れた。1972年札幌,1998年長野大会では言語文化の展示やプログラムは見られないが,作文や「1校1国運動」による現地語への関わりが見られた。2020年東京大会でも文化プログラムが計画されているが,言語文化の文化プログラムは期待薄である。しかしながら,オリンピック・パラリンピック教育を通じ,各国の言語文化にふれる機会を活用したい。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (2 users, 6 posts, 0 favorites)

【全文公開】舛本直文(2016)「オリンピックの文化イベントの歴史と言語」『日本語教育』165号https://t.co/yyrxPaqqkp
【全文公開】舛本直文(2016)「オリンピックの文化イベントの歴史と言語」『日本語教育』165号https://t.co/yyrxPaqqkp
【全文公開】舛本直文(2016)「オリンピックの文化イベントの歴史と言語」『日本語教育』165号https://t.co/yyrxPaqqkp
【全文公開】舛本直文(2016)「オリンピックの文化イベントの歴史と言語」『日本語教育』165号https://t.co/yyrxPaI1bX

収集済み URL リスト