著者
吉川 一紀 津村 裕昭 黒目 学 迫本 実 田中屋 真智子 植松 周二 高橋 浩一 山本 剛壮 三上 素子 横崎 宏 田中 義淳
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.96, no.8, pp.969-972, 1999-08-05 (Released:2008-02-26)
参考文献数
9
被引用文献数
1

47歳男性が下血のため入院し,下部消化管内視鏡検査にてBauhin弁より口側6cmにある回腸憩室からの消化管出血と診断された.開腹による回盲部切除では同部位の憩室に魚骨の刺入がみられ,病理学的には刺創周囲に化膿性炎症と血管破綻像をともなう真性憩室であった.大変まれな魚骨による回腸末端の真性憩室からの消化管出血と診断され,若干の文献的考察を加えて報告する.

言及状況

外部データベース (DOI)

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あり得ます。例えば下記の症例報告では、魚の骨が小腸憩室に刺さり、そこから出血してショック状態になっています。適切な処置がされなければ、死に至っていた可能性が高いです。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/nisshoshi1964/96/8/96_8_969/_article/-char/ja/ もちろん、異物によって穿孔性腹膜炎を起こす事もあります。 ...

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