著者
藤原 愛作
出版者
公益社団法人 大分県理学療法士協会
雑誌
大分県理学療法学 (ISSN:13494783)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.14-19, 2021 (Released:2021-05-14)
参考文献数
15

【目的】臨床実習における協同学習が,従来の学生1名に対して指導者1名の指導方法に比べて,学習の効率化につながるかを検討する.【対象と方法】当院に臨床実習を行った理学療法学科最終学年の学生4名を対象に行った.学生を2名1組にグルーピングを行い,学生の協同学習を促した.分析はアンケートの結果を単純集計し,解析を行った.【結果】本調査の回答は4名(回答率100%)から得られた.協同学習の利点については,学生同士で経験を共有しやすい,理解度の確認がしやすいなど肯定的な意見が選択された.困った点は,学生同士の話題が選択された.今後の指導法を希望は,協同学習が4名(100%)であった.【結語】協同学習は臨床実習の学習の効率化につながることや学生から受け入れが良い指導方法であることが示唆された.

言及状況

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@PTsyuzoooow こちらが役立つかもです。 指導者も経験はないのですが、そこはエイッと踏み出さないと始まらないなあとよく思います。 https://t.co/tDRhvV7Kro
2対1指導って具体的にどんな感じで指導したらいいんですか?という質問をもらいました。 やっていることは1対1と変わらないよという声も聞きます。 でも、学習効果を高めるためには工夫が必要になります。1つの例として、参考になれば幸いです。(手前味噌で恐縮です) https://t.co/Gzc8roWJqW
@taishimatsuyama 私も以前まとめてみました。 上手く行えれば、かなり効果的という認識をしています。 養成校のペアリングも大事な要素かな?と思ってます。 https://t.co/Gzc8roWJqW
【理学療法士学生の臨床実習における協同学習の取り組みに関する一考察】 学生の主体的学習が促せるのは大きなメリット。一方、指導者側の指導スキルも要求される印象ですが、そこはマニュアルなどシステム整備で補えると良いのかも
No12 理学療法士学生の臨床実習における 協同学習の取り組みに関する一考察 臨床実習指導者講習会では2対1の指導体制が推奨されています。実践例がまだまだ少ないのですが、当院での取り組みを症例検討としてまとめました。 何かのお役に立てば幸いです。 https://t.co/Gzc8rpdMsW

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