著者
盛山 和夫
出版者
数理社会学会
雑誌
理論と方法 (ISSN:09131442)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.111-126, 1994-10-01 (Released:2016-08-26)
参考文献数
34

女性の地位や階層をどう位置づけるかは、今日の階層研究の最重要課題の一つであるだけでなく、階級階層理論の根本的再編を迫るものでもある。1980年代にイギリスのSociology誌上を中心に展開されたゴールドソープとその批判者たちとの論争は、表面上はどちらがデータ分析上より有効な階級概念であるかをめぐるたたかいであったが、実際上は経済秩序の中で女性が層としておかれている状況を従来の階級理論が無視していることに関するものであった。社会的閉鎖理論は階級、性、人種等の社会的亀裂を捉える統合的な概念図式を提供しようとしているが、その説明力は期待できない。本稿はこうした問題状況の中で、女性を位置づけるために階層理論がどのような変貌を遂げなければならないか、そしていかなる具体的な探求課題が存在するか、を示すものである。

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今日の名論文再訪。 盛山和夫,1994,「階層研究における『女性問題』」『理論と方法』9(2): 111-126.https://t.co/iDgF9HWRzn
盛山 和夫 (1994) _理論と方法_ 9(2):111-126 >J-STAGE公開日 20160826< なんで今頃? / “階層研究における「女性問題」” https://t.co/1mpVGZ4hIq

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