著者
高木 明
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.45, no.6, pp.460-468, 2002-12-15 (Released:2011-03-18)
参考文献数
5
被引用文献数
5

中等度感音難聴者を対象に純音聴力, 最高語音明瞭度, 時間分解能, 周波数選択性を測定し, 特に語音明瞭度との関連を検討した。純音聴力域値と語音明瞭度とは必ずしも相関しないことを示すとともに, 時間分解能が語音聴取と関連があることを示した。また, 人工内耳装用者についても直接の電気刺激による時間分解能を計測し, 子音の聴取と時間分解能の関連を示した。そして時間分解能は残存聴神経の数に依存すると考案した。最後に補聴器の開発を考える際, 純音聴力図からのみ検討するのは蝸牛のダイナミックな機能が考慮されないため, 一定の効果を得ることが難しいことに言及した。

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リファレンスなのだ。 難聴者の周波数選択性と時間分解能 https://t.co/bVMwbICIbI
難聴者の周波数選択性と時間分解能 高木明 https://t.co/FX3FdA7JgM
ちなみに聴覚の周波数分解能と子音の弁別能の関係はこの論文に詳しいのだ。 難聴者の周波数選択性と時間分解能 高木明 https://t.co/FX3FdApSuU https://t.co/vwkTAa9VpQ
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