著者
武田 俊太郎
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.92, no.4, pp.214-219, 2023-04-01 (Released:2023-04-01)
参考文献数
25

現在,世界各国で多彩な方式で量子コンピュータ開発が進められる中,異色のアプローチでひときわ存在感を放っているのが光量子コンピュータである.光量子コンピュータの近年の進展は目覚ましく,特定の計算でスーパーコンピュータに勝つ「量子超越性」が達成されたのみならず,大規模な量子コンピュータへ拡張可能な道筋も見いだされつつある.この躍進の背景には,光量子コンピュータの伝統的な方法論から脱却した新しいアプローチへの転換がある.本稿では,光量子コンピュータの近年の進展の背景を解説するとともに,その新しいアプローチに基づく我々独自のループ型光量子コンピュータの開発や応用について紹介する.

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(C)解説 「光量子コンピュータの新時代 ループ型を中心として」 著者:武田 俊太郎 https://t.co/v2aJHtIfFu #jsap #応用物理 #光量子コンピュータ #量子コンピュータ #量子力学 https://t.co/wGlt2NRaco
応用物理学会誌の最新号(2023年4月号)に「光量子コンピュータの新時代」という解説記事を書きました。本日公開され、なんとすでに誰でも無料で読めます。専門外の皆様でもなるべく読みやすいよう、基礎から最新動向までまとめたつもりですので、ぜひご一読ください。 https://t.co/OvNaTcyNNK

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