著者
鈴木 達朗
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.51, no.5, pp.508-512, 1982-05-10 (Released:2009-02-09)
参考文献数
20

戦後の光学設計は微分補正法から始まり,次いで電子計算機の発展に伴い自動設計へと続いた.自動設計では,まず単一評価関数なるものが考えられた.これは,例えば収差の螢乗和といったものであり,これを最小にするように,各屈折面の曲率半径,間隔,屈折率,分散等を決めるものである.この最小化の方法として各種の方法が提案された.また個々の収差をそれぞれ独自に指定された値,あるいは範囲の中に収めようとする方法も提案された.これら種々の提案に対して実験,実用化の工夫が続けられ,今日に至っている.さらに評価関数自体の見直しなども行なわれた.

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@_kohta なるほど。 今これ https://t.co/OZjDi2YLrn を見て少し分かりました
@nikora060 @Tatsuyuko 自動設計前のズームは4群望遠ズーム以外はまともな性能でなかったのに、最適化が可能になってからは標準ズームが実用品になりました。1970年代後半かなぁ。私がいた光学工学科の草川教授あたりが日本では最適化の先端を走っていた印象。 この記事が詳しいです。。 https://t.co/GxJAs9bgQX

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