著者
河野 孝央
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.63, no.7, pp.345-354, 2014-07-15 (Released:2014-07-28)
参考文献数
10
被引用文献数
4

放射線はランダムに検出され,計数は統計的に変動することが知られている。本研究ではこのことを理解するための実習法を実践して示した。実習では天然の40Kを含む3種の自然放射能線源を使用した。参加者は小,中,高校の先生方9名である。GMサーベイメーターの測定で得られた45件の1分間計数は,一見,意味なく,ばらついていたが,その頻度分布がガウス分布曲線に従うことより,統計的な変動であることが理解された。

言及状況

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ふりかけ昆布などを押し固めて作った放射線源を使って、放射線取扱施設でなくても測定実習が体験できるようにした核融合科学研究所の試み https://t.co/vAtcyZ4RXh
自然放射能線源を用いて行う放射線計数の統計的変動を理解するための測定実習 https://t.co/w76fahSQX3 ガウス分布というよりはポアソン分布かな

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