著者
辻村 憲雄 吉田 忠義
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.56, no.9, pp.497-508, 2007-09-15 (Released:2011-03-01)
参考文献数
24
被引用文献数
1 1

中性子線量当量 (率) 測定器の校正に使用する241Am-Be中性子線源について, 中性子放出角度分布の非等方性を計算によって評価した。ここでは, 球形の241AmO2が厚いBeに囲まれる線源モデルを仮定し, (1) AmO2表面でのα粒子のスペクトル, (2) 9Be (α, n) 反応によって発生する中性子のスペクトル, (3) 線源カプセルから漏洩する中性子のスペクトルと放出角度分布を, それぞれ順番に計算した。 (1) と (2) の計算ではα粒子の阻止能と9Be (α, n) 反応微分断面積 (JENDL/AN-2005) , (3) の計算ではモンテカルロ輸送計算コードMCNPを利用した。計算の結果, AmO2の粒径を3μmとした場合, 中性子の収率及びスペクトルがともに標準的な241Am-Be線源のものに良く一致することがわかった。また, 同じ粒径条件で算出した241Am-Be中性子線源の非等方性補正係数は, X3型線源で1.030, X4型線源で1.039となり, 文献から得られた実測値にともに良く一致した。更に, 線源カプセルの周囲に支持構造物がある場合の影響についても検討し, 中性子線量当量 (率) 測定器の校正業務において使用する非等方性補正係数を決定した。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (2 users, 2 posts, 1 favorites)

ところで,#RADIOISOTOPES誌 への論文投稿は,これが初めてではなく,これまでに2本原著論文が掲載されている。 https://t.co/lwpZ0UAQSJ とか。 そのときは,査読プロセスで不快な思いをした記憶はない。 だからこそ,今回の査読は何???となる。

収集済み URL リスト