著者
土井 眞里亜 浦辺 幸夫 山中 悠紀 野村 真嗣 神谷 奈津美
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.25, no.5, pp.785-789, 2010 (Released:2010-11-25)
参考文献数
14
被引用文献数
4 1

〔目的〕本研究の目的は,静的ストレッチング(static stretching;SS)と動的ストレッチング(dynamic stretching;DS)後の関節可動域や筋出力に関して経時的変化を比較し,よりスポーツ活動前に適したストレッチング方法を明らかにすることとした。〔対象〕健康な成人女性18名とした。〔方法〕下腿三頭筋に対しSSおよびDSを行い,ストレッチング直前,直後,5分後,10分後に足関節背屈可動域と底屈筋力を測定した。〔結果〕関節可動域については,SSでは直後に上昇し10分間維持したのに対し,DS後は徐々に上昇し10分後にSS後と同程度に達した。筋力については,直後から10分後までSSよりもDSのほうが有意に高い値を示した。〔結語〕最大筋力を必要とするスポーツ活動の10分前にDSを行うことでより高いパフォーマンスを行うことができる可能性が示唆された。

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J-STAGE Articles - 静的および動的ストレッチング後に生じる 足関節可動域と筋力の経時的変化 https://t.co/D0dgcuKAZT
【参考文献】 土井 眞里亜, 浦辺 幸夫, 山中 悠紀他 【静的および動的ストレッチング後に生じる 足関節可動域と筋力の経時的変化】 2010 年 25 巻 5 号 p. 785-789 https://t.co/MHlaqVAA0f
ダイナミックストレッチング ✅10分後まで可動域up  血液循環up? ✅スタティックストレッチと比べて筋力up  筋温up?   ダイナミックストレッチングはウォーミングアップとして取り入れてもいいかも
また下腿三頭筋において、動的ストレッチ終了後の10分間可動域は増大し続けた。 よく言われる筋力低下の作用も終了後10分で消失する。 →という事は競技開始10分前に動的ストレッチを終了させておけば、筋力低下の不利益を被ることなくメリットだけを享受できるかも? https://t.co/boaGNJqn1x
また下腿三頭筋において、動的ストレッチ終了後の10分間可動域は増大し続けた。 よく言われる筋力低下の作用も終了後10分で消失する。 →という事は競技開始10分前に動的ストレッチを終了させておけば、筋力低下の不利益を被ることなくメリットだけを享受できるかも? https://t.co/boaGNJHXT5
@Asellus_Mystic https://t.co/cUBW1kTTF2 内容読んでないのでパフォーマンスの点についてはこれが一応比較はしてあるみたいですね
スタティックストレッチングとダイナミックストレッチングのROM拡大と筋力発揮を比較したものです。 競技10分前にダイナミックストレッチングを行うことで、競技中の筋力発揮の低下を防ぎつつROMを拡大できる可能性がある。 https://t.co/ZwLBjSo5KE
暇なときに読むための論文おいておきます 静的および動的ストレッチング後に生じる足関節可動域と筋力の経時的変化 https://t.co/aGgtXJ5s97

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