著者
古後 晴基 村田 潤
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.39-43, 2014 (Released:2014-03-26)
参考文献数
22
被引用文献数
2 1

〔目的〕利き脚や組み脚習慣が立位姿勢の骨盤前傾角に与える影響を検討することとした.〔対象〕下肢・下肢帯に既往のない男子大学生24名とした.〔方法〕質問票にて,①利き手,②利き脚,③組み脚を調査した.その後,立位姿勢での骨盤前傾角を角度計にて測定し,左右で比較した.利き脚群と軸脚群,および組み脚上群と下群に分類し,それぞれ比較した.〔結果〕右側骨盤は左側より有意に前傾していた.また,利き脚群は軸脚群より有意に前傾しており,組み脚上群は組み脚下群より有意に前傾していた.〔結語〕骨盤は立位姿勢において歪んでおり,利き脚や組み脚の影響があると考えられた.

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