著者
岩村 真樹 金内 雅夫 梶本 浩之
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.265-271, 2015 (Released:2015-06-24)
参考文献数
28
被引用文献数
1 2

〔目的〕骨格筋量のデータの蓄積とサルコペニア診断におけるカットオフ値の作成,加齢に伴う骨格筋量変化の検討を行なう為に,MRI法を基準に推定式が算出されたBIA法を用いて骨格筋量の測定を行った.〔対象〕18歳から84歳までの日本人男女1347名(男性622名,女性725名)とした.〔方法〕上下肢と全身骨格筋量,さらに骨格筋量指数(以下SMI)を測定し,性別・年齢別に検討した.〔結果〕全ての部位において男性と比較して女性の骨格筋量減少率が低く算出された.骨格筋量のカットオフ値は男性4.0kg/m2,女性2.9kg/m2となった.〔結語〕加齢に伴う骨格筋量の減少は男女ともに認められたが,男性により大きく生じていた.また,BIA法においては測定機器により値が異なることが示唆された.

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@knight_04 筋肉量を比較すると、男性の優位は明らかです。男女のSMIを比較した論文はいくつもありますよ。 演出ではなくて、女性に怪我を負わせないためです。 BIA 法を用いての 18 歳~ 84 歳の 日本人男女における骨格筋量の測定 https://t.co/p1lQPu9A2D https://t.co/PCoJ908Ic2
@Cento1AirDisc @pinaworkssl3 「BIA法を用いての18歳~84歳の 日本人男女における骨格筋量の測定」 https://t.co/3GFhbeDWvM から見ると18−29才なら 24.9kg(骨格筋量) / 64.7kg (体重)=38.48% ってのが平均かな https://t.co/uO0B6fzZn4

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