著者
三津橋 佳奈 前沢 智美 川村 和之 工藤 慎太郎
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.30, no.6, pp.861-865, 2015 (Released:2016-01-09)
参考文献数
15
被引用文献数
1

〔目的〕超音波画像診断装置を用いて,歩行時の側腹筋群の動態を観察した.〔対象〕健常男性30名の側腹筋群とした.〔方法〕超音波画像診断装置を用い,臍レベルで腹直筋,外・内腹斜筋,腹横筋が同時に得られる部位に,プローブを固定した.超音波画像診断装置とデジタルビデオカメラを同期し,歩行を側方から観察し,側腹筋群の超音波動画と側方からの歩容の動画を記録した.〔結果〕3筋はいずれもMSt~TStにかけて腹側へ移動し,遊脚相では背側へ移動する動態を示し,筋厚変化率は腹横筋が外腹斜筋に比べ有意に大きかった.〔結語〕歩行中の側腹筋群の動態は,立脚相で腹側,遊脚相で背側へ移動していた.

言及状況

外部データベース (DOI)

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P:健常成人男性30名。 E:歩行時の側腹筋群の動態を観察。 C:ICを基準とした際の歩行周期中の各筋の腹側端移動率と筋厚移動率。 O:歩行周期中の側腹筋の移動量・筋厚変化率と筋厚に関する筋・相の変化。立脚相(Mts〜Tst)で腹側、遊脚相で背側に移動していた。 https://t.co/Yhdn80tLfT
歩行中に立脚中期から終期にかけて、 筋厚変化率が最も大きかったのは(腹横筋)だった また常に筋厚が大きかったのは(内腹斜筋) 歩行は下肢に目が行きがちだけど、腹筋も働いてます。 https://t.co/lpltd738Ff
@hexagym ありがとうございます。 おかげさまでようやく理解出来ました。 普段から用いているシングルレッグのブリッジの解釈が間違っていなくて安心しました…

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