著者
雨宮 耕平 来間 弘展 山内 智之
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.689-693, 2018 (Released:2018-08-21)
参考文献数
27
被引用文献数
1 1

〔目的〕本研究では腹臥位股関節伸展運動(prone hip extension:PHE)時の筋活動パターンと歩行時の股関節・骨盤の関節運動との関係性について検討した.〔対象と方法〕対象は健常若年男性29名とした.PHE課題では,股関節伸展運動を行わせた際の脊柱起立筋,多裂筋,大殿筋,半腱様筋の筋活動開始時間を測定した.歩行課題では立脚後期における股関節伸展角度,骨盤前傾角度・回旋角度を測定した.PHE時の各筋活動開始時間と,歩行立脚後期の各関節角度について相関分析を行った.〔結果〕PHE時の多裂筋,対側脊柱起立筋の活動開始時間と歩行立脚後期の股関節伸展角度に負の相関を認めた.〔結語〕PHE時に多裂筋,対側脊柱起立筋の活動開始が遅延する者ほど,歩行立脚後期の股関節伸展角度が小さかった.

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P:健常男性29名 E:PHE時の筋活動パターンと歩行時の股関節・骨盤の関節運動との関係性 C:PHE時の股関節・体幹の筋活動と立脚後期の股関節・骨盤の可動域の相関 O:筋電図、ROM →PHE時に多裂筋・対側脊柱起立筋の活動が遅延する者ほど、立脚後期の股関節伸展角度が小さい https://t.co/PjXIyspKdX
https://t.co/tzYKXnOmmr

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