著者
安原 昭夫
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.43, no.6, pp.392-399, 2004-12-15 (Released:2016-12-30)
参考文献数
15
被引用文献数
3

三重県,福岡県,石川県に設置されたごみ固形燃料(RDF)の貯蔵槽で起こった発熱・発火,爆発事故の概要を紹介した. つぎに,RDF が発熱・発火する危険性を生物発酵,化学酸化,無機成分の化学反応,高温RDF の持ち込みの観点から考察した結果,含水率が15%以上の場合には生物発酵で温度が60~80℃になり,化学酸化反応が促進されて発火する危険性があり,含水率が低い場合には低温化学酸化で発生した反応熱が蓄熱されて温度が上がっていき,反応速度の増大による発熱が温度を上昇させるという繰返しによって発火する危険性が明らかにされた. これらの結果を参考に三重県で起こった事故の原因を推測した.

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【ごみ発電#3】都市型のごみを加熱・乾燥してペレット状にしたものが「RDF」。取り扱いは便利ですが、不適切に保管すると湿気で腐敗し、火災となることも。三重県での死亡事故例https://t.co/gVuB1OtC8L
【ごみ発電#3】都市型のごみを加熱・乾燥してペレット状にしたものが「RDF」。取り扱いは便利ですが、不適切に保管すると湿気で腐敗し、火災となることも。三重県での死亡事故例https://t.co/gVuB1OtC8L
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