著者
高倉 耕一
出版者
Osaka Urban Living and Health Association
雑誌
生活衛生 (ISSN:05824176)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.145-152, 2009-07-30 (Released:2009-08-07)
参考文献数
17

Recently, there have been fears that an influenza pandemic is approaching in the near future and the importance of preventing infection has often been discussed. The possibility of controlling the evolution of virulence has however received less attention. In the present paper, I first introduce the evolutionary ecology of infectious disease virulence based on the existing theoretical work and then explain three possible selection pressures that favor very serious virulence and suggest promising methods to reduce the effect of each. Most of these methods are consistent with methods to prevent the spread of infection, while one also emphasizes the importance of international cooperation in the elimination of poverty and conflict. I suggest thus that evolutionary ecological thinking has the potential to provide a new point of view in the control of infectious diseases.

言及状況

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感染症の病毒性の進化についての論文。面白い

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@cheatwolf @yfuruse そんな事ないよ。一般論でも正しいモノも沢山ある。 例えば、有名なEuclidの第一公理"二点を結ぶ直線は一本しか存在しない"とかは照明されてないけど、正しいよねー^o^。 https://t.co/thdwhkQokA
@triangle24 悪意でやったとまで言えないですが「数字は嘘つかない」だけに厄介ですね。これが「オミクロン風邪説」「感染対策疎か」に繋がらないか心配です 2009年新型インフル時の投稿を読んだのですが「マスク・手洗い・うがいは感染予防だけでなく強毒化抑制も」みんな気を緩めないでーhttps://t.co/CMwqL9oaaJ
@sakusaku_0809 @ojimakohei 反比例の定説は確かにありますが、あくまで進化生態学の一般論・結果論だと理解しています。新型コロナは発症前感染のためこうした選択圧がかからず、実際α→δ株では感染力・毒性ともにアップしました。 進化生態学はこちらが参考に。それ以上は専門の方にお尋ねください。 https://t.co/CMwqL9oaaJ
へーー https://t.co/8IcUOQYW6L
@horibekkio @NatureDigest 高い伝染率がある場合 (宿主の個体群の密度が高い場合)や、他の病原菌との重複感染があるケースでは、ウイルスは高い毒性を持っていた方が拡散に有利とする説もあります。 https://t.co/20ScpBjGeu
@super531441 https://t.co/nnuNESavld 参考になるか分からないけどこういう文献もあったりする
@FMr9io1HYJ8dlwJ 御一読下さい https://t.co/jIhqaDqdkn
@asdfggjjkkll @tbs_news 日本語的な説明は、下記リンクの「3. 病原体の適応度」と「4. 病原体が抱えるトレードオフ」 が参考にならかと。 自分も素人なので、論文から読み解くしかないので、これくらいが限界ですね() https://t.co/wcOqNil0ew
@r_aview 適当に調べたら出てきた論文の「4. 病原体が抱えるトレードホフ」を読んだらわかる。 知らんけど https://t.co/wcOqNil0ew
「病毒性は世代とともに下がる」「病毒性と感染力は他方が上がればもう一方は下がる」というのが今ひとつ納得ができないな、と思ったけどちょうどそのへんを書いてるのがあった(ノロウイルスのライフサイクルの変化みたいな話も面白かった https://t.co/bmHu4wwb64
@odakyusen_kappe @mamechance1 @yurikaoemi 感染症の毒性と進化について面白い論文を見つけました☺️お時間ある時にでもどうぞ
@online_checker はい、お疲れ様です https://t.co/jIhqaDqdkn
ウイルスは感染力が高くなって弱毒化する方向に進化する、というのは正しくないのか 文章は読みやすいけどpdfをスマホで読むのは辛い… https://t.co/i9SW3okn21
すごくイイよみものを見つけてしまった…!進化生態学(っていう学問ジャンルがあるんですねぇ)の観点から病原体の変異と病毒性の変化(特に強毒化)について説明してくれています 誰か @dream21ai さんに教えてあげてください #稲垣昭義 #稲垣あきよし #新政みえ https://t.co/jIhqaDqdkn
気になるのが、過剰な対策の煽りを受けてる 他の細菌やウィルスの存在。 ↓ノロウィルス トイレに流されちゃって海からやり直しになってしまったから もっと効率良く進化したという。 https://t.co/i2UleWoVEb https://t.co/DQYovUqOPO
@TAKASAGO1977 @w3HrfK8cQJl1QMT @pref_yamagata ご存じだとは思いますが貼らさせてもらいます https://t.co/EJw2dEvamc
@oFamWXu4xnNBRMi https://t.co/EJw2dEvamc
「感染症の病毒性に関する進化生態学とその制御」/J-STAGE Articles - Evolutionary Ecology and Control of Infectious Disease Virulence https://t.co/hrKQbQWoCG
@MNHR_Labo @gontakuroo ウイルス変異が弱毒化に向かう、という報告には触れたことがないので、宜しければ文献の共有していただけませんか? 自分でも調べたのですがPubMedで調べてもそれっぽいのが見つからず、2009年に書かれた下記論説では、宿主集団が密であれば強毒性獲得があるという内容でした https://t.co/9nU1U5FZ0h
【参考】感染症の病毒性(弱毒・強毒)について 高倉 耕一「[解説] 感染症の病毒性に関する進化生態学とその制御」 (『生活衛生』2009年 53巻3号 p.145-152) https://t.co/kMADpVj1rC
【備忘録】 ウイルスの病毒性(強毒/弱毒)に関する解説論文 高倉 耕一「[解説] 感染症の病毒性に関する進化生態学とその制御」 (『生活衛生』2009年 53巻3号 p.145-152) https://t.co/kMADpVj1rC
"感染症の病毒性に関する進化生態学とその制御" https://t.co/dXkGm2TcaA
@IMiz0609 近い論文はありそうなんだけどメインにしてるのは少ないのかも https://t.co/SWXrEsImxa
主題としては書かれてないな 3. 病原体の適応度 感染症を引き起こす病原体の多く(例えばウイルス) は宿主生物(例えばヒト)なしでは子孫を残し続ける ことができない。そのために「感染症の病毒性は世代 とともに弱くなり、 やがて宿主と共存するはずだ。」と の考えがある。 https://t.co/SWXrEsImxa
@kouhei1005mon 伝染性と病毒性のトレードオフについて https://t.co/N5KRXt2NiK
「強い強毒性が有利になる条件の一つ目は、病毒性aが大きくなる不利益以上に伝染率βが大きくなることによる不利益を上回ることである」 【感染症の病毒性に関する進化生態学とその制御】https://t.co/puxFPmv9yq
@lawsonjapan2 共同通信は「別系統」と表記しているが 「弱毒」とは一切表記していない。 まったく似ていないよ。 でも、君が言うように ウイルスが弱毒化する可能性はあるねw [2009年の参考文献] https://t.co/JeA6dA6Aah
一般論として、ウイルスは弱毒化して宿主との共存方向に変異すると言われます。 が例外もあり、下記論文のP15にも記載があります。 以下引用 「感染症以外の死亡要因が高い場合にも強い病毒性が進化しやすくなると予想される」
@Paris________41 これどこまで続けていたのかわすれつつありますが、集団免疫がらみでいろいろ追っております。 たまたまドーキンスさんの名前と”集団免疫”で検索するとちょいとした論文 https://t.co/urUsvIOX2w ドーキンスさんの引用部分は4ページの 病原体がかかえるトレードオフのところ 利己イデではなく
@sinsi44 @toriworld2 検索してみたのですが、 毒性は単純なものではないみたいです(^^;) https://t.co/CZEK293PMg https://t.co/hU1x0CGKOD
コロナは分かってきたこととまだよくわからないことは区別しておいた方がいいかもしれませんね。それから、ウイルスの変異がどうなるかについても注意が必要です。こんな論文があります。 感染症の病毒性に関する進化生態学とその制御高倉耕一(大阪市立環境科学研究所 https://t.co/mknyVvILwt
@KentaroOnizuka 来年以降の強毒性蔓延の懸念はあり得ますね。変異はランダムに生じるとしても、適応進化の方向性は決してランダムではなく重複感染等での軍拡競走的な相互作用により病毒性を強める選択圧が生まれて来ると危険。以下論文の主旨。 感染症の病毒性に関する進化生態学とその制御 https://t.co/JOZnuUrWB0
https://t.co/h4k9ZufDfX https://t.co/Q92yEFLvpI
@BON_NOB @BIJapan 無秩序に野放しに感染者増やすこと https://t.co/h4k9ZufDfX
自粛解禁へ向けての流れの中で敢えてコレ https://t.co/k0ghw7fuOf COVID-19を流行らせてはイケない理由の1つ
集団免疫獲得と言う危うさ https://t.co/h4k9ZufDfX
【非医療従事者向け】COVID-19が世界的に流行している中こういった事を頭の片隅に置いておく必要性ってあるよね https://t.co/k0ghw7fuOf
【非医療従事者向け】COVID-19が世界的に流行している中でこういった事を頭の片隅に置いておく必要性があるよね https://t.co/AUDjI8Nym6
お勧めはこれ。 https://t.co/fEHneNY1h5 ウイルスが強毒性を獲得する要因は宿主の環境に起因する!? 武漢コロナ禍は国や地域によってなぜこんなにも違うのか?そのヒントがこの論文に。
https://t.co/fEHneNY1h5 海外では死者が続出しているかと思えば日本では毎日満員電車が走るのに死者は100名未満。 結局新型コロナは強いのか弱いのか? そんな疑問にヒントを与えてくれる論文を発見。 「感染症の病毒性に関する進化生態学とその制御」 勉強になりました。
そうか、人類が徹底的にインフルエンザウイルスを排斥し続けた結果、ついにコロナウイルスが覇権を勝ち得たということなのか。 この論文の「ウイルスは重複感染(2種類以上のウイルスに同時に感染すること)により強毒性を増す」というところが興味深い。 https://t.co/fEHneNY1h5
@chimumu キツいという部分を症状が強いと勝手に言い換えましたが、その部分をどういう風に解釈するかによるかと思います。 私が言いたいことは下記の論文の主に「II. 感染症の進化生態学」内の「4.病原体が抱えるトレードオフ」です。 https://t.co/7D3d1QLm9V

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