著者
藤井 直人
出版者
日本生気象学会
雑誌
日本生気象学会雑誌 (ISSN:03891313)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.3-13, 2022-07-30 (Released:2022-09-03)
参考文献数
64

夏の暑い日には汗が出て,不快に思う人も多いかもしれないが,発汗は体温調節反応として重要な役割を果たし,我々にとって欠かせない機能の1つである.発汗研究はin vitroでの実験を中心に行われ,その結果,汗生成の様々なメカニズムが明らかとなった.しかし,in vitroでの汗腺の応答が,体温上昇時のヒトの発汗応答と必ずしも同様であるとは限らない.本総説では,in vitroの汗腺の研究結果を紹介しながら,最近の in vivoにおけるヒトの発汗メカニズム研究の知見について概説する.

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日本生気象学会雑誌の 総説を書かせていただきました 「ヒトにおける発汗調節の末梢メカニズム」 https://t.co/PpgwnhdNr8 自分がカナダ留学時から進めている研究成果や天野先生 @amano_tatsu 芝崎先生の成果も合わせて紹介しております 汗の研究は日本人が地道に進めているのです!

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