著者
種子田 春彦 鈴木 牧 井上 みずき 森 英樹
出版者
一般社団法人 日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.69, no.2, pp.63-70, 2019 (Released:2019-08-08)
参考文献数
31

つる植物は、直立した植物に寄りかかって伸長成長を行う生活形を持つ。力学的支持のために茎や根への投資するエネルギーが少ないために、速い茎の伸長と旺盛な成長が可能となる。そして、マント群落として知られるように直立した植物に覆いかぶさるような勢いで繁茂する。このようなつる植物を、次の二つの理由から特集で取り上げた。一つ目の理由は、森林動態への重要性である。熱帯を中心とした研究から、つる植物の存在が森林の遷移や種組成にあきらかに負の影響があることが分かってきた。しかし、日本を含む温帯域での研究は少ない。もう一つの理由は、つる植物の生態の多様性にある。旺盛な成長を可能にした「つる性」は、一方で植物の生態にさまざまな制約を課す。これを克服するために発達させた生態学的または生理学的な性質が、つる植物にみられる多様な生態を作り出したと言えるだろう。本稿では、つる植物について簡単に説明した後、特集に掲載された4報の論文について概説する。

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メモメモ #ぴくふぁんmohめも https://t.co/9gfBLXKhsR
@capybara2357 具体的な答えじゃなくてすまねぇが…力学的な支持に関係するとこを節約して、その分を茎をのばすとか別のとこ回してるみてぇだ! 太ぇつる植物の茎を切ると、水を運ぶ効率の良い、目に見えるくれぇ太ぇ導管を持ってんのが見えることがあっぞ!その辺の構造もちげぇだろな…! https://t.co/ZpWrNpsEQb

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