著者
谷山 茂人 相良 剛史 西尾 幸郎 黒木 亮一 浅川 学 野口 玉雄 山崎 脩平 高谷 智裕 荒川 修
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.50, no.5, pp.270-277, 2009-10-25 (Released:2009-11-07)
参考文献数
29
被引用文献数
7 12

1990年~2008年に,長崎県,宮崎県,三重県および鹿児島県でハコフグ類の喫食による食中毒が9件発生し,13 名が中毒, うち 1 名が死亡した. このうち 2 件の原因魚種は,中毒検体の形態からハコフグOstracion immaculatus と断定された.患者は共通して横紋筋融解症を呈するなど,本中毒の症状や発症/回復/致死時間はアオブダイ中毒に酷似していた.一方,西日本沿岸で採取したハコフグ129個体とウミスズメLactoria diaphana 18個体につき,マウス試験で毒性を調べたところ,いずれも約4割の個体が急性もしくは遅延性の致死活性(0.5~2.0 MU/g)を示した.有毒個体の出現率は,両種ともに肝臓を除く内臓で最も高く,次いで筋肉,肝臓の順であった.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (2 users, 2 posts, 2 favorites)

お店で食べるハコフグの味噌焼きはとても美味しいですが、自分で釣ったハコフグを食べる時は注意⚠️⚠️ 1990年~2008年の期間でハコフグ類を食べたことによる食中毒が9件発生し、13名が中毒、うち1名が死亡したと報告されています… https://t.co/villigd22d
もともとハコフグ含めフグは外から毒を取り入れる仕組みを持っていて、毒を持たない餌で育てると無毒になる。急にハコフグが毒を持てる種になったわけではなく、毒を取り入れられる餌(渦鞭毛藻)が北上してきたから、という可能性。… https://t.co/GhqqzDls0y

収集済み URL リスト