著者
小沢 千重子
出版者
Japanese Society for Food Hygiene and Safety
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.263-267_1, 1983-06-05 (Released:2009-12-11)
参考文献数
5
被引用文献数
2 2

フグ毒がアルカリ性で不安定な性質を応用してフグ卵巣ぬか漬けの毒力を低下させる方法を検討した. 各種アルカリ剤を含む食塩水中に卵巣を浸しその毒力とpHの経時変化を調べたところ, 炭酸水素ナトリウムが最も有効であることがわかった. そこで実験室及びぬか漬け工場で食品添加用炭酸水素ナトリウムを加えて塩漬け実験を行った結果, 特に実験室において毒力低下が著しかった. また, いずれの場合もpHの上昇が細菌の増殖を顕著に促すという事実は認められなかった.

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@_596_ 「前報」を追いかけたら2つばかり出てきました。 斜め読みしてみましたが中々面白いですw。 フグ卵巣ぬか漬けの毒性 https://t.co/iuFkk9ZOta アルカリ添加が塩漬け中のフグ卵巣の毒性に及ぼす影響 https://t.co/lBGbPeCYT7 こちらこそいつも勉強させていただいております。 ありがとうございます。
https://t.co/GhCXpIJmZt いまはもうけっこう分かってきてるらしいですね、フグ毒の解毒プロセス

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