著者
中村 大輝 雲財 寛 松浦 拓也
出版者
一般社団法人 日本理科教育学会
雑誌
理科教育学研究 (ISSN:13452614)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.183-196, 2018-11-30 (Released:2018-12-05)
参考文献数
64
被引用文献数
2

本研究は, 理科の問題解決における仮説設定に関する国内外の研究を収集・整理し, 国内外の差に留意しつつ, 研究の動向や課題を明らかにすることを目的とした。仮説設定に関する研究を, 「仮説の定義」「実態の評価」「思考過程」「指導」の4観点から整理し, 各観点における研究の動向や課題を検討した結果, 主に次の4点が明らかになった。1)仮説の定義の多様性は, 仮説の定義を構成する要素全体に見られるものではなく, 説明する対象の違いに由来するものであること。2)仮説設定の評価方法は, 国内外で用いられる方法に傾向差が存在すること。3)思考過程に関する研究では, 実際の理科授業における仮説を設定する際の思考過程を捉えられるよう改善を図る必要があること。4)国内における指導方法研究はその具体性で国外の研究に勝るものの, 各指導方法には課題も存在すること。

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どういう捉え方をしていらっしゃるのか聞いてみたいところ。過去100年の理科教育分野の一般的な用法では、仮説は「目の前の問題状況に対する暫定的な説明」であり、予想は「実験結果の予測」だと思うのだが。参考文献1→https://t.co/qnLQqG45bM https://t.co/qPiQEnWNYP
私自身の,「そういえば私は仮説を立てる訓練を受けていない気がする」という思いに端を発して少しググってみましたが,なんというか案の定でした。 理科の問題解決における仮説設定の研究動向 https://t.co/Z1tl8cGZk6 https://t.co/bxAgLlpjtf

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