著者
江夏 幾多郎
出版者
特定非営利活動法人 組織学会
雑誌
組織科学 (ISSN:02869713)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.33-48, 2022-09-20 (Released:2022-12-02)
参考文献数
66

本稿で行った質問票調査によると,人事評価の公正性認知は,現在や将来に関する時間展望をより前向きなものにする.また,人事評価の手順や実務を入念なものにすることは,従業員の総合的公正判断を高めると同時に,時間展望に対して直接的で否定的な影響を部分的に与える.配置転換が多く行われがちな日本の人事慣行の下では,人事評価に関するそれまでの好ましい経験が将来も継続するとは限らないことを,従業員が予期している可能性がある.

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江夏先生による人事の時間展望研究。続くスレッドの要約のとおり。 配置転換と従業員の予期の問題はふへぇとなる J-STAGE Articles - 人事評価やその公正性が時間展望に与える影響:個人特性の変動性についての経験的検討 https://t.co/IEgfJDOb9w
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