著者
横田 一貴
出版者
特定非営利活動法人 組織学会
雑誌
組織科学 (ISSN:02869713)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.79-89, 2023-03-20 (Released:2023-06-02)
参考文献数
22

本研究は,リバース・ナレッジ・フローという現象,すなわち転職によって成員を失うことを契機として元組織に知識が逆流する可能性について検討する.日本の半導体関連技術の発明者の転職データを分析した結果,流動性の高い米国で指摘されてきたリバース・ナレッジ・フロー現象は,流動性の低い日本 においても確認できた.ただし,複数人の転職者が存在する場合には,この知識移転効果が制限される可能性が示唆された.

言及状況

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>具体的には,特定の組織間に生じる転職者の数が知識移転にどの ように作用するかを検討することで,転職者と元組織(転職者が移動前に所属していた組織)の間 の社会的な紐帯が,元組織による知識獲得の契機となるという論理について考察する. https://t.co/KhSFKOTGqp
横田先生の退職研究! キーワード: 転職, 組織間移動, 知識移転, リバース・ナレッジ・フロー J-STAGE Articles - 発明者の組織間移動 https://t.co/I5sP0GrmEX

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