著者
山本 圭吾 及川 寛
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.83, no.4, pp.589-598, 2017 (Released:2017-08-07)
参考文献数
30
被引用文献数
6

2013-2015年に麻痺性貝毒原因種の出現とアカガイ,トリガイの毒量,毒成分変化を調査した。確認有毒種はAlexandrium tamarenseとA. catenellaで,主毒化原因種は前者であった。アカガイは毒化,減毒が遅く通年毒が検出されたのに対し,トリガイは,原因種終息後は毒が検出されなくなった。毒成分は前者が強毒のGTX2, 3主体で,後半STXが増加した一方,後者はC1, C2主体であった。両種とも原因種増殖期にGTX1, 4が増加したが,トリガイでは毒が速やかに排出されたと推察された。

言及状況

外部データベース (DOI)

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2013-2015年に日本で有毒な貝が採れたという情報ソース 水産学会誌/83 巻 (2017) 4 号 大阪湾で麻痺性貝毒により毒化したアカガイ,トリガイにおける毒量および毒成分の経時変化と種間の差異 https://t.co/QXX7q8pcmY

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