著者
正田 純一
出版者
日本胆道学会
雑誌
胆道 (ISSN:09140077)
巻号頁・発行日
vol.27, no.4, pp.672-679, 2013-10-31 (Released:2013-12-05)
参考文献数
27

胆石は胆嚢あるいは胆管の胆道内に生じた固形物である.胆石はその存在部位と構成成分により,背景病態や生成の機序が異なる.胆石はその主要成分により,コレステロール胆石,色素胆石(ビリルビンカルシウム石と黒色石),稀な胆石に分類される(日本消化器病学会胆石症検討委員会1986年).日本人の胆石症の頻度・種類は欧米並となり,胆嚢結石ではコレステロール胆石が約70%程度を占めるようになり,また,黒色石が増加している.胆石の成因は胆石の種類により異なるが,それらの形成機序は,胆石主要構成成分の胆汁における過剰排泄,それに伴う結晶化による析出,さらに,胆道系における結晶の迅速な成長からなる.成因の理解のためには胆汁の生成,分泌,濃縮の生理学の知識も必要となる.本稿では,胆石症診療ガイドライン(2009年)における「胆石症の病態と疫学」の内容に触れながら解説をおこないたい.

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胆管上皮細胞が弱いタイプと、中にコレステロールを溜めちゃうタイプは恐らくは性質が逆なのではないかと思っているのですが、後者の人は脂質が留まって悪さするタイプ=胆石症とかアテローム化 油脂は植物性推奨されてます。栄養の摂り方が違ってくる。 https://t.co/LylmRjiW5l

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