著者
大久保 賢一 福永 顕 井上 雅彦
出版者
一般社団法人 日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.35-48, 2007-05-30 (Released:2017-07-28)
被引用文献数
9

通常学級に在籍する他害的な問題行動を示す発達障害児に対して、大学相談機関と小学校が連携し、学校場面における行動支援を実施した。対象児に対する個別的支援として、(1)適切な授業参加を促すための先行子操作と結果操作、(2)課題従事行動を増加させるための結果操作、(3)問題行動に対する結果操作を段階的に実施した。また、校内支援体制を整備するために、(1)発達障害の特性や問題行動の対応に関する校内研修の実施、(2)支援メンバー間における情報の共有化と行動の継続的評価、(3)全校職員に対する情報の伝達といったアプローチを行った。その結果、対象児の適切な授業参加や課題従事行動が増加し、問題行動は減少した。また、大学スタッフと保護者の個別的支援を実施する役割を学校職員へ移行することが可能となった。対象児に対する個別的支援と校内支援体制の構築に関して、その成果と課題について考察を行った。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (5 users, 5 posts, 48 favorites)

授業中にあばれる子供への支援 まずは1分教室で勉強、できたらほめて外で遊ばせる。 やっちゃダメな事をイラストで教えて、シールをはってカウントする。 半年かけてだんだん暴れないように。 ほんとに小さな事からなんだなあ。。。 通常学級に在籍する発達障害児の https://t.co/w3YfqgamHh https://t.co/kP0RXBSTYS
@to_fisk これですかね? https://t.co/U9lsdfRMEJ
通常学級に在籍する発達障害児の他害的行動に対する行動支援 https://t.co/rtkc2aCXh4 学校を舞台にした研究報告 行動障害は外部からの介入がないと対応が困難だと思う 先生や“お世話係”だけで何とかしようとするのは無理だよね… 適切な支援を共有した結果、学校職員のみで対応可能になったのは凄い https://t.co/F4phKYeROQ
@812fx @omimal_planet 学校でやるべき事なのかという疑問はあるんだよなあ(´・ω・`) https://t.co/WPKepsqcIj

収集済み URL リスト