著者
田井 郁久雄
出版者
日本図書館研究会
雑誌
図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日
vol.54, no.6, pp.260-271, 2003-03-01 (Released:2017-05-24)

公立図書館がべストセラーの複本を大量に購入して貸し出すことは,作家や出版社の利益の損失につながるという主張がなされている。図書館の発展と作家や出版社の利益は相反しない。図書館がべストセラーへの要求に応えることは,すべての資料への要求に答えることの一部分であり,「貸出」によって幅広い分野の資料の利用が活発化し,そのことが図書館の発展とともに,出版文化の安定と発展の基盤をつくる。本稿では図書館への誤解と憶測の内容を検証し,貸出による図書館の発展は出版界にとっても利益になることを,図書館現場の実情や統計数値の分析をもとに考察する。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (2 users, 2 posts, 0 favorites)

J-STAGE Articles - 「貸出」は図書館も出版文化も発展させる https://t.co/NcNcfraXR1
つ訳で根拠を簡単に探してみたけど、パッとした資料はなさ気。 貫名貴洋,図書館貸出冊数が書籍販売金額に与える影響の計量分析の一考察 https://t.co/LgzPGDc1LJ 田井郁久雄,「貸出」は図書館も出版文化も発展させる https://t.co/JAlOud6JOp

収集済み URL リスト