著者
菊地 夏野
出版者
日本女性学会
雑誌
女性学 (ISSN:1343697X)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.12-22, 2022-03-31 (Released:2023-04-01)
参考文献数
11

本論は、ポストフェミニズム論がどのようなものなのか概略を示し、日本の文脈で読解することを目指した。まず英米のポストフェミニズム論の概要を整理し、加えてネオリベラル・フェミニズム概念を紹介した。次に、ポストフェミニズム論でいう「ネオリベラル・ジェンダー秩序」を日本の政治経済において具体的に考察した。さらに、ポストフェミニズムの状況が変化し、「新しいフェミニズム」と言われている社会現象を分析した。最後に、そのようなポストフェミニズム状況を変革し乗り越えるために求められる視座を「99%のためのフェミニズム」を例として構想した。

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https://t.co/2PbF1RJzed ”「ジェンダー平等は正しいけど、もう私たちの世代では達成されてるよね」という意識”からポストフェミニズムと”社会の序列を女性が登ることを目標にした”ネオリベラルフェミニズムに分岐した、そして、その2つにパッキリ分かれるでもなく複雑化した、と https://t.co/Af8VruUGvr
【メモ】菊地夏野(2022)「ポストフェミニズムから99%のためのフェミニズムへ」『女性学』29。本文ありです。 https://t.co/JZLpJM5LjZ

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